静岡トロンボーンコンクールの伴奏でした

静岡トロンボーンコンクールの伴奏で静岡へ。演奏者の朝日さんと本番をご一緒するのは今回が2回目。(いや、予選の録音を含めたら3回目…?🤔)

曲目はフランスの作曲家Guy Ropartzのトロンボーンとピアノのための小品変ホ短調。これがまた本当にかっこいい曲なんです。

https://youtu.be/4eTEKzZRYgY

曲全体を支配するモチーフが最初の序奏が変ホ短調で提示された後、ABAの3部形式という古典的な形式の中でフランスの作品らしい目まぐるしい転調をしながらさまざまなドラマが繰り広げられ、最後は同主調の変ホ長調で華々しく終わるわけですが、この曲を演奏するたびに作曲者がいかにこの曲を大切に書いていたか、自身の音楽を確信しながら書いたかということがひしひしと伝わってきて、演奏をするときに自然とエンジンが入ります🔥つまり、トロンボーン以外の楽器で演奏したとしてもここまで効果的な効果は望めないであろうと思ってしまうほどの「トロンボーンのため」に書かれたモチーフを曲全体にさまざまな色合いでもって張り巡らせられ、ピアノとしっかり対話しながら明確な方向性をもってドラマチックに物語が紡がれていくのです。いやはや、こういう風に曲を書きたいものです…名曲ですね、本当。

帰り道は、静岡名物・さわやかでハンバーグを頬張りながらお疲れ様会。美味しさに感動しながら何気なくサイトを見ると、あっという間に結果が出ていて、2位に加えて小田桐賞を受賞していたとのことがわかり、いっそう爽やかな気持ちでデザートまでぺろりと平らげました🤤本当に美味しかった…

束の間でしたが、音楽作りをご一緒できて本当に楽しかったです。またご一緒できる日を楽しみに、精進します。

予選のための録音をしたときに会場で撮った写真