2023.02.21 新宿バルト9(Dolby cinema)で観賞。人生初のDolby cinema体験でした!
25年前にキャメロン監督によって撮られた不朽の名作・タイタニックが、3Dリマスター版になって2週間限定(2月9日-23日まで)で映画館上映!これは行くしかない、ということで行ってまいりました。恥ずかしながら、タイタニックを最後まで観たことがなかったので…(サブスクで観ようと思ったことはあったのですが、若から日の私にはどうしても感情移入できなくて途中で見るのをやめてしまいました…)ちなみに、キャメロン氏は今絶賛上映中のアバター2の監督なんですね。アバター2のグラフィックに非常に感動したので大変期待していましたが、こちらも本当に素晴らしかったです。3Dで見事に画面に「奥行き」と「立体感」が与えられていました。
ストーリーは、もういいですよね、書かなくて…。主人公の2人──大富豪と政略結婚させられそうになっている籠の鳥状態の娘・ローズと、彼女に一目惚れした自由人で画家の青年・ドーマス──が、タイタニック号で出会い、それが沈没するまでの数日間を描いたラブストーリー(パニック映画)です。
タイタニックは一人で観に行ったのですが、これは正解だったなと思いました。それはもう、余韻と涙のすごいことったら。(笑)タイタニックを最後まで見たことすらない私でさえ知っているあの有名なタイタニックのポーズは、「解き放たれる」ことを象徴するポーズだったんですね…。
さて、人生初のDolby cinemaだったのですが、Dolby cinemaは東京には新宿バルト9と丸の内ピカデリーの2つしか採用されていない特別なシアターなのです。Dolby cinemaと従来のシアターの違いとしてはより映像の美しさと立体的な音響を堪能する点です。
映像に関してはは静止画の連続でできているようなものであると言われますが、従来はそれら静止画が一秒間に24fpsである(これは音響の都合でもあるようです)のに対し、ハイフレームレートはその二倍の48fps!(1fps=静止画1枚)ハイフレームレートは、TOHO シネマズ日比谷や新宿のIMAX レーザー上映館でも楽しむことができるそうなのですが、やはり大きな違いは色彩のコントラストの鮮やかさ!これは本当にびっくりしました。黒色が、本当に漆黒。暗いところで瞼を閉じた時と同じくらいの暗さです。そのため、夜空に浮かぶ星々が心が打たれるほど美しかった。感動しました。
立体音響はDolby Atmosと呼ばれていますが、具体的な違いはスピーカーの数と言われています。従来は5.1ch(前方中央、前方右、前方左、右、左、後ろの5つのスピーカー…実際の映画館ではスピーカーの数は5つよりもっと多いようですが、この5種類の役割のスピーカーが使われているらしいです。)ですが、Dolby Atmosではなんと最大64ch持つことが出来ると言われているそうで、360°から音を楽しむことができます。こちらのシステムは、Dolby cinema以外の映画館、TOHO シネマズの多くのシアターでも設置されているところが多いです。
大きなスクリーンで、びっくりするほどの鮮やかなコントラストで、臨場感たっぷりのサウンドでみるパニック映画、こんなに没頭してしまうとは思いませんでした。3時間という長さにも関わらず、体感1時間くらいでした。…オペラを聴くよりあっという間だったな…笑
1ヶ月くらい上映してくれていればいいのに。本当に行けて良かったです。
ボロボロ泣いた後は、藝大トロンボーン科の定期演奏会へ。目当ては、池野成先生作曲の古代的断章。こちらはまた違う記事で書きますが、これもまた行けて良かったなぁ。大変文化的な1日を過ごしました。