2023.03.18 丸の内ピカデリー Dolby cinéma にて鑑賞。丸の内ピカデリーの座席のゆったりさに感動…（なんと…足を伸ばせます！）
インド映画史上初のアカデミー賞受賞を果たした作品です。2022年公開でしたが、2023年1月から復活上映中。
RRRの名前の由来、主人公二人の出会い、強さ、展開、終わり方、いちいちのキメショット…とにかく「そうはならんやろ！」の連続。ここまで都合よく進んでいくとコミカルを通り越してギャグ。ただし、背景は植民地時代のインドの話で、人種・民族・部落差別について、人権について、命の重さについて考えさせられる内容が話の筋にありました。また、伏線の張り方がよく工夫されていて、映画全体を構成する要素として非常に綿密に練られていたように思います。
アカデミー賞のパフォーマンス、曲中歌の「Nattu Nattu」がオスカー歌曲賞をとり話題になりましたが、（音楽が映像に吹き込む命の力強さは本当に桁違い。）個人的にはその前にシーンにかかっていた「ワルツ」の酷さがツボでした。これは恐らく、西洋に対するヘイトを示唆しているのでしょう。本当に、色々な意味で「あらゆる音楽」を書けるようにならないといけないんだなぁ…と。
3時間でしたが、面白すぎてエンディングロールまで目が離せないあっという間の3時間でした。ナートゥ、踊りたいなぁ…
